結論から言うと、カラダを動かしたとき、重心が崩
れないようにバランスを取ることができる状態が、
軸ができた状態です。
そして、より難易度の高い動きや、他の選手と接触
するなどをしても、バランスが崩れない選手ほど
「強い軸を持っている」のです。
軸ができるには、3つの条件が満たされている必要
があります。
1構造的に正しい骨格構造
2体幹の重心点が整っている
3筋肉が正常に機能している
構造的に正しい骨格構造 人間のカラダは、頭部を含
めた体幹、両手、両足の 5 つ のパーツでできていま
すが、この中で全身のバランスを取 る際に中心的な
働きをしているのが体幹部分にある背骨(脊柱)です。
背骨は、約30個の脊椎が積み木のように重なって
形成されていて、頭の方から、頸椎、胸椎、腰椎、
仙骨に分類されます。
この背骨は、
「カラダを支える」
「脊髄の保護(脊髄神経 の通り道)」
「可動性(回旋、屈曲、伸展)」
などの働きを担っていますが、正しい構造になって
いないと、これらの働きが阻害されます。
例えば、背骨は上からは頭の重さ(体重の 10%ほ
ど) と重力を受け、下からは体重分の反力を受けてい
ます。
つまり、二本足で動く人間は上下からかかる力を
受けているのです。
この衝撃を緩衝させるために背骨は S 字カーブを描
くことでバネのような働きをしていますが、構造が
崩れると、衝撃を上手く緩衝することができず、バ
ランスが崩れやすくなります。
また、背骨が正しい構造になっていないと、カラダ
を支えるのに、特定の筋肉に負担がかかります。
負担がかかり続けた筋肉は硬直するため、背骨をス
ムースに動かすことができなくなりパフォーマンス
が低下します。
構造・重心・機能の関係「構造的に正しい骨格構
造」「体幹の重心点が整っている」「筋肉が正常に
機能している」の3つは、例えば、骨格構造が崩れ
ると重心点が崩れ、重心点が崩れると筋肉が正常に
機能しなくなり、筋肉が正常に機能していないと骨
格構造が崩れる...と言った具合に、相関関係にあり
ます。
当院では軸を作りやすくする為の施術を行っており
ます。
カッピング&ストレッチ:筋肉に支点を作ることで
ストレッチ効果を高めます。